逮捕~留置場収容まで 1.家宅捜索と緊急逮捕
それでは私の体験をもとに、留置場生活について解説をしていきたいと思いますが、
まず始めに留置場に収容されるまでの流れについて説明したいと思います。
私の場合、自宅の家宅捜索→逮捕→留置場の独房(一人用の牢屋)に収容されるまで、およそ8時間の時間を要しました。
家宅捜索より前の段階(自宅外での職務質問など)についても警察の方とのやり取りがありました。本当に長い一日だったと記憶しています。
読者の方の立場からするとガサに至るまでの屋外での職務質問の内容なども気になるかと思いますが、本稿では割愛させていただき、またの機会に詳しくご説明したいと思います。
拘留開始に至るまでの手順は以下の通りです。
- 家宅捜索と緊急逮捕
- 留置場に持ち込むための持ち物の準備
- 警察署へ移送
- 警察署での取り調べ
- 拘留前の問診と身体検査
- 拘留開始
各項についてそれぞれ詳しく説明していきたいと思います。
本稿では「1.家宅捜索と緊急逮捕」について記載します。
家宅捜索と緊急逮捕
私の場合はあらかじめ逮捕状が請求されているわけではなく、自宅にある覚せい剤が発見され、それが私のものであることと、覚せい剤で間違いないことの確認がされ、そのうえで緊急逮捕という手続きに進みました。
覚せい剤そのものだけでなく、それを利用するために必要な道具一式などについて、私のものであるかどうかを問診され、その証拠となる写真を撮影されます。
自宅の中では数名の警察官があちこち調べているので騒がしかったです。
また、その間玄関前や敷地の外郭にあたる部分に警察官が立って警備していますので近所の方からは不振に思われたのではないかと思います。
所持しているものが覚せい剤であることを確認するために必要な薬品はあらかじめ警察官の方が用意しています。
粉末状の覚せい剤を袋内で検査薬Aに溶解させ、それが青色であることを確認し、続いて別の袋にも覚せい剤及び検査薬Bを入れ、橙色を示すことを確認しました。
その間の様子は写真にとられ、当然証拠に利用されます。
逮捕の事実と証拠がそろえば、被疑者である私は自宅で自由にはできない身となります。
次回は逮捕後、自宅から警察署内にある留置場に収容されるまでの流れについて説明したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!